Beat46・WEBドラム教室[14-18]

【フィル・インを叩く・8分音符07-02】


 クラッシュCym.の2枚は、普通は16インチは自分から見て左側、18インチは右側にセッティングします。
 タムが右側へ移る程、サイズが大きくなることに揃える意味でそうなるわけですが、Cym.に関しては、別に左右逆でもいいと思います。
 自分が叩こうとするフレーズと、Cym.の音色とをどう組み合わせるかによって決めればいいと思います。特に理由がなければ、左側16インチ、右側18インチでいいでしょう。
 さらに、テクニックが身に付けば、Cym.の枚数を増やす、という方法もあります。
 様々にフレーズを発展させる上で、「もう1枚欲しいよな」という場合も将来的にあり得るでしょう。
 もっとも、多くの場合このCym.を絡めたフィル・インでは、サイズが違っても(=音色が違っても)Cym.を叩くという意味では同じ、ととらえて叩くことが大半です。
 つまり、大きさは違えど、単に2枚あった方が、タムやフロアタム、S.Dのどれをどう絡めてもCym.が叩ける、という考え方。だからどちら側にどのサイズのCym.があるかはあまり関係ないということ。複雑で速い音符のコンビネーションでは尚更そうなるし、また、そうとらえても良いと考えます。
 強いて言うなら、比較的弱めの音なら16インチを、強い音なら18インチをぐらいの区別をつけるぐらいです。ただし、叩く強さで強弱をつけられるので、その瞬間でどの音が欲しいかで叩き分ければいいのです。2枚のCym.のそれぞれがどんな音がするのかは、事前にちゃんとわかっておく必要はあります。
 複雑で速い音符のコンビネーションに於いて尚かつ、Cymの音色にもこだわる時、当然Cym.の枚数を増やす必要があるでしょう。フレーズを発展させることになるし、物理的に手の動きが間に合うようにCym.が必要になるのですから。
 2枚でも十分可能なのであれば増やす必要はない。

 譜面をみてください。
 今回は別の移動パターンを載せました。
 1、3拍目のクラッシュCym.のタイミングは同じです。
 ひとつひとつ違うパーツを叩きながら移動するパターンですから、テンポキープをしっかりと。音の変化に惑わされないように。
 その他気をつけることは 〜8分音符(6)-1〜3〜で述べたことと同様です。
 もちろんこの他にも移動パターンは考えられます。自分でちょっと作ってみて、実際にドラムセットで試してみましょう。
 1・2拍部分と3・4拍部分を逆にするというのも、アリですよ!

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2009年01月17日発行第238号掲載

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