Beat46・WEBドラム教室[14-13]

【フィル・インを叩く・8分音符05】


 さて今回のフィル・インは、わりと簡単です。これまでのものと比べると拍子抜けするかな? いや、拍子が抜けてはいけません(笑)。

 譜面を見て下さい。
 1拍目・3拍目のアタマでそれぞれH.T、L.Tへの移動がある以外はS.Dだけを叩くシンプルなものです。
「普通、こっちの方が先じゃね?」と思う人もいるかもしれません。確かに、難易度からすれば、前回迄に紹介したもののほうが難しいかも。
 しかし、今回紹介するこのフィル・インは、この次に紹介するものにつながってくるので、このタイミングでの掲載にしました。
 また、簡単とはいっても、こういうシンプルなものほど、キープは意外と難しいので、油断するなよ(笑)

 1拍目・3拍目で移動がある、つまり2拍単位の動きの形ですが、あくまでもテンポは4分音符でとること。2拍ごとにとるとハシッたりもたったりする可能性が高い。
 もっとも2拍ごとにテンポをとるということは、元々のテンポと違うテンポでとっていることになり、以前に述べた
「8分音符の間隔でテンポをとってしまう」
ことと同様、ノリが違う、ということになるので注意して下さい。
 4分音符でテンポをとる、特に2・4拍を強く感じてキープするということに何ら変わりはありません。今回のように1拍目・3拍目で移動があるからこそ尚更、2・4拍を強く感じていないと、いつのまにか1・3拍を強く感じるノリになってしまう。
 また、2・4拍を強く感じつつも、音量は一定に保つこと。2・4拍アタマに来るS.Dのショットが強くならないようにしてください。
 今後、様々なフィル・インが出て来て、さらにはアクセント・プレイ(=特定の部分だけを強く叩き、他は音量を抑えて叩く)などをやるとき、いつも2・4拍の部分の音が強くなってしまうと、本来叩くべきフレーズ、フィル・インとは違ったものになってしまう。心もしくは身体で感じているアクセントと、音として出すアクセントは別だということ。常にこのふたつが同居していることが望ましい。
 ですから今回のような簡単なフレーズのときに、しっかり2・4拍を強く感じることをやって習慣化させれば、色んなフレーズを叩くときにも自然と感じれるようになります。
 さらに、1・3拍における移動を、F.Tにしてみたり、その都度ランダムにH.TやL.Tに移動出来るかどうかも発展型として練習してみてください。

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2008年11月15日発行第229号掲載

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