Beat46・WEBドラム教室[14-07]

【エイトビートのバリエーション03】


 今回のパターンも多く使われるもので、ロックドラムに於いては代表格的なパターンとも言えます。ベースが8分音符で弾き続けるような場合、ドラムはほとんどがこのパターンで合わせることが多いですね。
 このパターンに於いても注意点は同じで、B.Dの連打の部分は「2打目(=ウラ)を強く」です。
 このパターンをやる場合、2つ目が弱かったり、また、タイミングが早くなったりする人が多いので特に注意してください。「2打目を強く」を意識すれば、タイミングが早くなってしまうこともかなり防げるはずです。
 そしてS.Dも同様、しっかり打つ。つまり「2・4拍目を強く感じる」です。特にこのパターンの場合、4拍目S.Dの直前(3拍目ウラ)にB.Dの音が入りますから、このことによって、左手の動きが遅れる可能性が高い。『B.D(右足)の動きと、S.D(左手)の動きは、互いに影響を及ぼしやすい』のです。後に打つ方の部分が、先に打つ部分の音が出てから動こうとする。結果、動きが遅れてしっかり打てないか、音が遅れる。(これはバリエーション(2)に於ける左手と右足の動きの関係でも同じです)
 ですから、<B.Dをキックするタイミングに関係なく、左手は右手の動きにリンクしたタイミングで動かす>、このことを守って下さい。具体的には、
 (1)右手がH.Hを1拍目ウラ・3拍目ウラで打ち終わった後に振り上げるその動きに左手を合わせる。
 (2)右手がH.Hを1拍目ウラ・3拍目ウラを打つ時に、左手は振り上げる。
このどちらかの方法で左手を動かします。
 両手の動きを揃える という点で、(1)の方がわかりやすいですが、テンポが速くなるときつくなるかも知れません。右手はショットした反動があるが、左手は静止状態から引き上げるわけで、その引き上げのスピードが必要になってきます。
(2)は、左手を余裕を持って引き上げられますが、左右の手が逆方向に動くのでスティックがぶつかり合う可能性が高くなります。
 先述の「両手のポジショニング」が重要です。
 この左手の動きは、エイトビートのすべてのバリエーションに通ずることです。
「左手の始動のタイミングが違う」ということであり、他にも左手を始動させるタイミングは考えられますが、今の時点では上記の二種類を理解出来ればよいでしょう。
 右手H.Hの音とB.Dの音をピッタリ合わせるのは言うまでもありません。
 このパターンをカッコ良く叩ければ、キミもロックドラマーの仲間入りだ・笑。
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2008年08月23日発行第217号掲載

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