Beat46・WEBドラム教室[14-04]

【エイトビートのバリエーション01-04】

〜陥りがちなマチガイ(02)〜


 前号の続きです。(まだ続くのかよ〜とか言うな・笑)

 H.Hの動きと同じに身体を動かす人は 例えばH.Hの音ひとつひとつを「1、2、3、4、5、6、7、8」と数えてしまい、結果1小節を8拍と勘違いしたり、1小節分の長さを2小節と思ってしまったりする。ここらへんのマチガイというか思い違いは今のうちに正しておいて下さい。

 さて、もうひとつ特に初心者レベルの人が陥りやすいマチガイを述べます。
 「実際のプレイに於いて」なんですが、フィル・インを叩く時に、B.Dで4分音符をキックしながら叩く人がいる。リズムパターンでは全く違うB.Dの入れ方をしてても、フィル・インになると4分音符を入れている。「ナゼ?」と尋ねると、たいがい「テンポキープのため。」と答える。
 では訊くが、ギターやベースがテンポキープのために4分音符を弾いてもいいのか?。ほんとは8分音符でガッガッガッって弾いて欲しいのに・・・。
困るよね?
「いやギターやベースはたぶん、弾きながら足とかでテンポとってるからそういうことはしない。」と答える人もいるかな?
 じゃあドラムも同じようにしようよ! ってことです。それだけ。
 ドラムは右足を動かせばB.Dが鳴るんです。ドラムだけがテンポキープのためだけに音を出していいワケがない。また、ギターやベースがそのB.Dの音を頼りにテンポキープしてるとしたらそれもおかしい。ギターやベースがステージで、ただ足を動かすくらいなら、音はしないからいいんです。
 しかし、音として観客に聴こえてくるものはすべて「表現」の一部であって、音楽的な意味合いを持たない音は絶対に出してはいけないんです。
 ギターでいう「ハウリング」の効果を狙った音は意図的に出すことはあるが、不意にハウった音が出たら不快でしょう?
 演奏中の無音状態の中で、ステージを踏みならして靴音が聞こえた・・・これだってダメなんです。

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2008年08月02日発行第214号掲載

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