Beat46・WEBドラム教室[14-03]

【エイトビートのバリエーション01-03】

〜陥りがちなマチガイ(01)〜


 そろそろ新しいパターン紹介か? いやいやその前にまた説教を・笑
「勘弁しろよ〜」と思ってるね? キミ!
 いずれは言わなくちゃいけないこと、大事なことですから。”急いては事を仕損じる”です。辛抱を・笑。

 前号で、「身体でテンポをとる」と言いましたが、「別にB.Dをどう鳴らしても、H.Hをずっと同じ動きで音を鳴らしてるんだからそれでいいじゃん。ってかH.Hの音に合わせて身体動かしゃいいじゃん。」と思う人もいるんじゃね?
 チッチッチッ・笑。違うんです。
 B.Dがどんな動きであれテンポを身体でとる=これは言うなれば、B.Dだけでなく、手足がどんな動きであれ、テンポをキープしている部分が身体に欲しい、ということ。つまり「音として出す動きをしていない部分に別に必要」ということなんです。
 両手両足、4分音符を出し続けることは稀であることのほうが多い。色んなリズムパターンやフィル・インを覚えていけば実感出来ることでしょう。
 仮に「H.Hの音に合わせて身体を動かす」とどうなるか? これをやってる人は以外と多いんですが、H.Hはエイトビートの演奏では8分音符を叩いているから、つまりは8分音符の速さで身体を動かすことになり、本来の倍の速さでテンポをキープすることになる。
 つまり「違うテンポでキープしてしまっている」ことになる。
 4分音符の速さで身体を揺らすのと、8分音符の速さで揺らすのと・・・、全く違います。こういうのを「ノリが違う」と言うんです。
 単にとりやすいからそうしているのであって、8分音符の速さで動かすということは、おのずと「倍のテンポで演奏」していることになる。従って出て来る音、フィル・インなどのフレーズもやはり倍のテンポでのものが出て来る。
 意図してそういうノリでバンド全体を合わせるという理由であれば良いが、「双方同じではない」ということを覚えておいてください。
 また、4分音符のタイミングでテンポをとるのが基本であって、まずこれが出来るようになってください。倍のテンポでとることはすぐに出来る。が、8分音符の速さで身体を動かすことだけやっていても4分音符でとるようには、なかなかなれないということも覚えておいてください。
 すでにそれがクセになっている人は特にむずかしいと思いますよ。
 最初のウチから偏ったクセがつかないようにすることは 後々ラクです。

(続く)

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2008年07月26日発行第213号掲載

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