Beat46・WEBドラム教室[13-06]

【エイトビートを叩く06】


 今回は、右手、左手のポジショニングについてです。
 エイトビートでH.Hを叩く場合、両手をクロスさせるので、それぞれのポジションはポイントになってきます。
 特に、右手は、左手の動きの妨げにならないような位置に来ないといけません。左手はあまりポジションを変えられませんから、右手のポジションを少し考える必要がある。どうするか?
 右手のグリップはなるべく身体に近く引寄せた方がいいでしょう。
 こうするとH.Hの手前の方の端から3センチあたりを叩くことになりますが、H.Hは丸いので、端からの距離が変わらなければ、ほぼ、どこを叩いても同じ音になるので問題はない。右手をあまり身体から離すと、左手のスティックを振り上げにくくなりますね?
 また、通常は右手のグリップはなるべくH.Hと同じ位か少し上にすれば、左手はより振り上げやすくなります。H.Hと同じ位の高さなら、エッジ(端)を叩いてワイルドな音を叩くのにも対応できます。グリップが下がり過ぎないようにすることですね。
 そして左手ですが、こちらは打面よりわずかに上のところまで下げること。
 上がり過ぎると、スティック同士がぶつかりやすいだけでなく、S.Dをショットするときスティックが打面に斜めに当たってしまい、ちゃんとした音が出せません。 打面をヒットした反動で跳ね返されて、グリップの位置が高くなりやすいですが、しっかりスティックを止められるようにしましょう。
 なお、両手のグリップの位置を近づけ、左手のグリップが右手のグリップの真下に来るようにすれば、もっと左手が振りやすくなりますが、こうするとH.HをS.Dから離れた位置にセットしなくてはならなくなる可能性が高い。
 セッティングと、ポジショニングの兼ね合いは、どんな演奏をするのか、どういう音を出すのかという目的・スタイル、後は腕の長さの個人差によりますが、最初は、セッティングでS.DとH.Hが離れ過ぎないようにした上で両手のポジションを決めた方がいいと思います。

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2008年07月05日発行第210号掲載

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