Beat46・WEBドラム教室[13-05]

【エイトビートを叩く05】


 今回は左手=S.Dについてです。

 エイトビートや16ビートなどの演奏は原則4拍子ですが、4拍子の4拍の中でも、特に2・4拍を強調する、強く感じて演奏するのが基本であり、左手でS.Dを2・4拍で打つのはそういう意味合いがあります。
 利き手とは逆の手なので、強く打ちづらいかと思いますが、しっかりショット出来るようにしたいですね。
 打面の真ん中を狙ってショットし、打面をヒットしたらしっかりスティックを止めること。このことがしっかりした音を出すことにもつながる。はじかれると、クロスしている右手のスティックに当たったりもしてプレイに支障が出ますね。
 右手が上からかぶさってますから、左手はあまり大きくは振れません。
 1拍目と3拍目のウラ(1と の「と」・3と の「と」の部分)を打って右手を引き上げる時に左手も動きを揃えるように引き上げて打つのが、一番自然でやりやすいと思いますが、このとき、右手のスティックを高く振り上げれば、左手も大きく振り上げられ、しっかりショット出来るし、これも1つの方法と考えていいでしょう。
 ただ、右手のスティックの振り上げの高さを変えなくても、つまりH.Hの音量を一定にしたままで左手を小さな振りにしても、しっかり音を出せるようにしたい。
 これには左手のスピードをつける、ということですが、前述のこの右手を高く振り上げて左手を大きく振ってS.Dをショットする方法は、下手をすると2.4拍のタイミングが遅れてしまいがちです。(大きく=高く、と考えてよい)
 振りが大きくなってもテンポキープができなくてはならない。
 また、2・4拍の部分だけH.Hも音が大きくなるので、それが曲の雰囲気にマッチしない場合もあります。
 両方の叩き方が出来ることが望ましいです。
 また、S.Dのリム(周囲の金属部分)を一緒に叩かないようにしましょう。
 このリムと打面を一緒に叩く奏法は「リムショット」という別の叩き方で、太い音を出すための奏法です。これはこれで練習しないと安定したショット(音)は出せないのですが、このリムショットばかりをやりすぎると、ノーマルなショットが逆に苦手になります。
 リムショットは腕と手首で若干押し付けるように叩くのですが、ノーマルショットは手首、さらに指の握りで、跳ね上がろうとするスティックを止めます。
打面に押し付けてはいけないということ。スティックがバウンドしてもダメです。
手先の使い方が違うわけですが、最初のうちはノーマルショットでしっかりスティックを止められるようにしてください。
 慣れないうちからリムショットをやろうとすると、リムだけを叩いてしまい、「カンっ」と抜けた音が出てしまう。まるでギャグです・笑

 次回は両手のポジショニングについて解説します。

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2008年06月28日発行第209号掲載

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