Beat46・WEBドラム教室[13-04] 【エイトビートを叩く04】 |
さて今回よりエイトビートにおける右手と左手の注意点です。 まず、右手=H.Hですが、コンビネーションに慣れるまでは、音が鳴ればいいという感覚でいいですが、エイトビートにそこそこ慣れた後は、このH.Hが、スティックの当て方、当てる場所によって、音色・音質がかなり変わるということを覚えてください。いろんな当て方をしてみて、それぞれどんな音がするかを知ること。H.Hは色んな音が出せるのです。 (1)H.Hシンバルの端っこを斜めにスティックを当てる。 この場合先端のチップではなく、スティックが太くなり始める部分で叩く事になりますね。恐らく多くの人が最初はこういう当て方になると思う。 H.HはS.Dよりも高い位置にあるので、右肩が上がらないように意識すると、H.H表面よりもグリップ(握り)の位置が下がりますから、こうなるはずです。 このときの音は「ジッジッ・・・」という感じ。ツブの太いというか、荒い音になりますね。 (2-a)グリップの位置をH.Hシンバル表面より少し高く上げ、スティック先端のチップを表面に当てる。 このときの音は「チッチッ・・・」という感じ。ツブは比較的細く、硬い音になりますね。また、同じ表面でも、端っこに近い方と、中心に近い方とでは若干音も変わります。中心に行く程、より硬くて高い音という感じ。 通常は端っこから3〜4センチぐらいのところを叩けばよいと思います。 (2-b)チップではなく、スティックの太くなり始めたあたりをH.Hの表面にベタッと当てる。 このときの音は硬くて太い感じ。「ヂッヂッ・・・」とでも表現すればいいでしょうか。(活字では表現し難い) コンビネーションに慣れたら、是非(2-a)を練習して下さい。肩の力を抜いて尚かつ、手首と指を使ってショットするための練習です。 H.Hは細かい(速い)音符を叩くことが多いので、出来るだけ「腕」を使わなくても叩けるようにしたいからです。 さらに、左足の体重のかけかたでも音が変わります。左足でしっかり踏み込んでいれば、2枚のH.Hシンバルが固く閉じられ、余韻のない硬い音になる。体重を緩めるに従って2枚のH.Hシンバルが徐々に開いていき、余韻の長い「ジャリジャリ」という、ワイルドな音に変わっていきます。当然、叩く強さ、スティックのスピードによっても変わる。 とにかくH.Hは存分にいじってください。奥の深いパーツです。 演奏するときは基本的にまず上記(2-a)のチップを使う叩き方で。 左手については次号で述べます。 Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved. |
2008年06月21日発行第208号掲載 |
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