Beat46・WEBドラム教室[11-05]

【4分音符を叩く05】

〜3通り目の叩き方〜

 さあ、前回で述べた叩き方でも、さらにテンポを上げていくときつくなってくると思います。「間に合わねえよ。」「ムリぃ。」と思うでしょう。もしくはテンポを上げていくに従って自然とこれから述べる3通り目の叩き方になって、叩けてしまう人もいると思います。というわけでその3通り目です。
 譜面を見てください。黒の実線が右手、黄色の点線が左手の動きです。
 なんだかごちゃごちゃしてますが、結論はこうです。
「片方のスティックでショットする瞬間に、もう片方は振り下ろす直前の状態にまで上がっている。」
ということです。
 今までは振り上げと振り下ろしのタイミングが音符同士の間にありましたが、3通り目のこの叩き方では、「振り上げも振り下ろしも音符の音が出るタイミングと一致し、しかも同じタイミングである」ということ。つまり、「左右のスティックが互い違いに動く」ということです。
 この叩き方が一番叩きやすく、速い音符の演奏はほとんどこの叩き方になる。
 譜面にある実線・点線を見ると、スティックを振り下ろした瞬間(=つまり音が出る瞬間)と振り上げる瞬間のaが同じということになりますが、実際は振り下ろした瞬間にスティックを握って止め、次の振り上げの動作までほんの一瞬スティックが止まっている時間が生まれるはずです。
 さらにテンポを上げるに従って、この止まっている時間も徐々になくなってくるわけです。かなりテンポが速くならないと、この止まっている時間はなくなりませんが、16分音符や8分音符を叩くときには、ほとんどこの「止まっている時間がない」状態で叩くことになります。
 4分音符の2倍の速さが8分音符、さらにその2倍が16分音符なわけで、これはテンポを2倍・4倍にした時の4分音符と比べて、叩く音の間隔は同じだから、スティックの振り方は同じように考えれば良いのです。

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2008年03月29日発行第196号掲載

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