Beat46・WEBドラム教室[11-04]

【4分音符を叩く04】

〜2通り目の叩き方〜

 さて、これまでに述べたやりかたで4分音符を叩く練習をしてきて、気づいた方もいるでしょう。
 最初はごくゆっくりのテンポ(テンポ60〜70ぐらい)で練習をしますが、(この、ゆっくりから始めるというのは必ず守って下さい)、だんだんテンポを速くしていくと、手首の関節の引き上げ(a)、振り下ろし直前の状態(b)のタイミングが守れなくなって来る。つまり、先に述べた振り方だと、「間に合わなくなる」、ということです。手首の関節の引き上げが特に出来なくなって来るでしょう。
 そこで、譜面を見てください。
 前回迄のものと比べて、aとbのタイミングが少し違いますね? スティックを振り下ろす直前の状態のbが、今度は4分音符同士のちょうど真ん中に来ています。そして手首の関節の引き上げaは、4分音符同士の1/4のところ。つまり始動のタイミングを少し早める振り方です。
 こうすると、テンポが速くなってもついていけるはずです。
 また、さらにテンポを速めると、手首の関節を引き上げる動作を入れることもきつくなると思いますが、その場合はaのところでスティックの先端=つまりチップから引き上げていき、手首の関節の引き上げは省略します。
そして、「遅れる」とか「わかりにくい」と思ったら即、aのタイミングは考えず、bのタイミングだけを意識してください。bのタイミングが的確ならば、自然とaのタイミングも的確になります。
 手首の関節から引き上げる動作を入れるとなぜきついかというと、そこからスティックの先端を持ち上げるのにスピードが必要になるからです。手首の上向きの返しに速さを要求されるということ。
 逆に言うと、手首の関節の引き上げの動作を入れられればスティックにスピードがつき大きな音が出せるということです。テンポが速くなっても出来るだけこの動作を入れられた方がいいですが、それには手首を鍛えなければなりません。
 スピードアップの練習法は別途述べますが、今は音符を正確に叩く練習ですからムリはしないこと。
 テンポキープの練習とスピードアップの練習は同時にやろうとするとどっちつかずになるので、やらない方が賢明です。

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2008年03月22日発行第195号掲載

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