Beat46・WEBドラム教室[11-03]

【4分音符を叩く03】


 「♪Twin-kle Twin-kle little star〜」という歌がありますね。
 この「トゥイン・クル トゥイン・クル」という部分が前回述べた「One, ena Two, ena〜」と同じリズムです。日本語なら例えば、「タックル タックル」と言っても良い。物事「体当たり」でやらなきゃね・笑。あ、これ英語だったよ(汗)。
 このように馴染みのある言葉を乗せて練習してもいいのです。

 さて、aのタイミングは4分音符同士の中間であると述べました。
 もし、このaの部分に音が加わるとして4分音符と一緒に並べると・・・、はい、8分音符が並ぶことになりますね。
 8分音符は4分音符の倍の速さ・音符の長さは半分ですから、つじつまが合います。さらにbの部分にも音が加わるとしましょう。
 bは、aと次の4分音符の中間、つまり4分音符同士の1/4のところに来るということも述べましたね。
 ということは、aとその前の4分音符の中間にもやはり1/4のところがあり、ここにも音符が加わるとして、すべて並べるとどうか?
そうです、16分音符が並ぶことになるのです。
 16分音符は8分音符よりさらに半分の長さですから、これも、マチガイナイ!(古っ)

「4分音符を叩く動作の中に、8分音符も16分音符も含まれている」
ということなんです。
 冒頭にのべた「タックル タックル」を「タツクル タツクル」と言い換えてみると、1拍の中に”タツクル”と等間隔の音が4つ並ぶでしょう?
 これすなわち16分音符です。勿論、スネア等同じパーツで連打すれば同じ音色がしますから普通は「タタタタ・・・」とか「タカタカ・・・」と言ったりします。タックルの、ツとルを抜いて「タ ク タ ク」と言えば、ほら8分音符だ。

 このように、音こそ出さないが、4分音符を叩く時の振り上げ・振り下ろしの動作の中に8・16分音符のタイミングがちゃんと入っている。
 リズム・キープ、テンポ・キープとはこのようにして作り上げる。ということ。
 いくらメトロノームに合わせて叩こうと思っても、この振り上げ・振り下ろしの通り道=プロセスがリズムに入っていないと正確に叩けないということです。
 ただやみくもに音を出す部分だけを合わせようと思っても、永遠に合うことはないでしょう。
 何? 合う! って? そういうのを行き当たりばったりっちゅうねん・笑。


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2008年03月15日発行第194号掲載

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