Beat46・WEBドラム教室[11-01]

【4分音符を叩く01】

 今回より音符の奏法の具体的な解説に入って行きますが、最初のこの4分音符の奏法は、他の8分音符・16分音符の奏法につながる基礎に成り得る重要な部分です。
 極論を言えば4分・8分・16分音符すべて同じ奏法であると言ってよい。違うのは音符の速さ(長さ)だけです。
※WEBドラム教室の「スティックの振り方1〜5」も合わせて再度読んでおいて頂きたい。

 譜面を見てください。4分音符が書かれていますが、これを右(=R)左(=L)・・・の順番でまず叩いて行きます。音符と音符の間に描かれている曲線(実際の譜面には描かれていない)はスティックの軌道を表していると思って下さい。
☆実際は最初の4分音符を叩くために、この曲線と同様の動き(右手)があります☆(譜面では省略してある)
 曲線の端の、aの部分で次に振る方のスティックの振り上げが始まります。
 最初に動き出すのは手首の関節です。そして、bの部分はスティックの先端が一番高く上がった状態。手首を上向きに返し、指(中指・薬指・小指)が開いた状態。つまりスティックを振り下ろす直前の状態ですね。この状態から振り下ろして打面を叩き、続いてもう片方の振り上げがまたaから始まる。
 このa→b→振り下ろしの動作は滑らかに一連の動作で行って下さい。
 また、メトロノームや、テンポのわかりやすい曲を聴きながら、叩き始める前に、4拍、或いは8拍、テンポ(=4分音符の速さ)を確認して行うこと。いきなりはNGです。先に述べた☆印部分の動きが出来ないからです。
 演奏というのは、いきなり始まるというのはあり得ない。音を出す前にテンポを確認して(或いは決めて)、つまりはテンポを作っておいて始めるのです。
 打面に向けてスティックを構え、「ワン・ツー・スリー・フォー」などと口で言ってスタートすると良いでしょう。このカウントの「フォー」から1打目の4分音符の間にa→bの動きがあるわけです。
 上記☆印の部分の意味はこのことになります。

(続く)

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2008年03月01日発行第192号掲載

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