さて、いよいよ実践的な解説に入っていきます。
様々な音符やフレーズを叩く解説をするにあたり、文字だけではわかりにくいので、譜面を使って解説します。絵や記号を用いてもいいんですが、やはり限界があるし、将来的にやはり「ドラム譜」位は読めた方がいいし、市販のバンドスコア等を理解するためにも、これを機会に学んでいただきたい。ギターやピアノよりは簡単だから心配しないで・笑。
譜面を見て下さい。A=バスドラム、B=スネア、C=シンバル(ハイハットorライド)、D=シンバル(クラッシュ)、E,F,=タム、G=フロアタム です。
各パーツの譜面上の位置を覚えてください。また、シンバル類はタマではなく「×」で表します(クラッシュは×を◯で囲む)。
覚え方の目安は・・・
ドラムは元々、音階(ドレミ・・・)はありませんが、低い音がするものは下の方に、高い音がするものは上の方にと、本来の音の高低の区別に沿って書く位置が決められています。
スネアよりもシンバル類の方が音は高いよね? 逆にバスドラムは低い。
タム類は通常、E=ハイ・タム、F=ロー・タムという呼び方をしますが、いずれもスネアより高い音(チューニングによってはスネアよりもロー・タムの方が低い音になる)ですし、フロアタム(H)は逆に低い。
これらのことをふまえて決めると譜面で示したようになる。
ドラムの場合はこれらパーツの種類の数しか音符が出て来ないし、音の移り変わりもメロディー楽器程頻繁で複雑なことは稀ですから、慣れてしまえば覚えるのも読むのも簡単だと思います。
(続く)
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