Beat46・WEBドラム教室[09-07]

【音符を叩く07】

〜全音符・2分音符について〜


 全音符=4分音符×4つ分の長さ=4/4拍子に於ける1小節分の長さ、2分音符=4分音符×2つ分の長さです。
 ドラムの演奏に於いて、このふたつの音符はあまり多用されません。
 何故か? 
 ドラムセットのパーツ(スネアドラムやタム、バスドラム等)は叩いた音があまりのびませんよね? 余韻が短いです。シンバル等は余韻が長いですがモノに寄っては短いものもあり、またテンポがゆっくりならば1小節あるいは2拍(2分音符と同じ長さ)の長さが長くなりますから、その間必ずしも音の余韻が残るとは限らない。
 つまりギターやベース、キーボードと違って、音の長さを意図的にコントロール出来ないわけです。
 従ってドラムの場合、次の音が出るまでの間がその音符の長さと解釈することが多いのです。次の音が出るまでに余韻が消えてしまってもそう解釈する。
 ただ、叩くタイミングは4分音符の連打でも、ちょうど真ん中のタイミングで打面を手で押さえたり、バスドラムの場合はビーターを打面に押し付けるなどして、余韻を切ってしまって長さをコントロールする=つまり「4分音符ひとつ」ではなく「8分音符と8分休符」とするような叩き方をする場合もある。
 あまり長くはないある程度の長さの中でなら、短くは出来るということです。
 もっとも、こういうコントロールを演奏中にやるには、それなりの練習やキャリアも必要ですから、初心者の段階では、まず叩くタイミングだけを考えて練習すれば良いと思う。
 例えば4/4拍子で、1拍目と3拍目にひとつづつ音を出すとすれば、2分音符をふたつ叩いたととらえるより、1・3拍で4分音符を叩き、2・4拍は休符、ととらえたほうがわかりやすいと思います。
 バスドラムの音自体、ミュートをしてれば音は長くはのびませんから、自然とそうとらえられるとは思いますが。

2007年08月04日発行第162号掲載

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