Beat46・WEBドラム教室[08-19]

【セッティングの知識19】

セッティングの知識・補足

 〜足とネジ〜

 セッティングについては一通り述べましたが、今回は各パーツの向きや角度を決めていく上でのもうひとつのポイントを述べておきます。
 まず、スタンド類についている、高さや角度を調節するネジ、タムホルダーの角度調節ネジ、(ネジ=手で回して緩めたり締めたりする部分)これらすべてを「右側」(左利きなら左側)に揃えておく、ということ。
 これは、演奏の合間に速やかに調節し直せるようにするためです。
 右利きの人は普通、左手でパーツやスタンドを支えながら右手でネジを回すはずですから、ネジを右側に揃えておく方がやりやすい。
 これが左側にあったり、自分から見て向こう側にあったりするとやりにくいですよね? 
 演奏を始める前にセッティングをきっちりやっておくのが基本ですが、演奏中、ふとした拍子にネジが緩んでしまったり、或いは少し角度を変えたい、など突発的なことは起こりえます。
 ライブ本番では、曲間に(場合によっては曲中の演奏の休符が長い部分で)その作業をやるわけですし、もたついているとみっともないですよね・笑。
 次の演奏の開始に支障を来さないための工夫がこの「ネジの向きを揃えておく」ということです。
 言うまでもなく、演奏前に一通り、ネジの緩みがないかチェックしましょう。
 そして、あまりきつく締め過ぎないこと! いくら右側にあってもなかなか緩められなければ手間取ります。
 それに、締め過ぎは壊れる原因にもなります。
 次に、足についてですが、特にシンバルスタンドは、3本ある足のうち1本はシンバルの伸びている(付いている)方向に向けておくこと。 転倒防止になります。
 練習するときは特に必要ないかもしれませんが、本番前などは緊張して、ついつい忘れがちなことですから、日頃から「ネジと足」については「習慣づけておく」ことが良いと思います。

2006年10月07日発行第119号掲載

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