Beat46・WEBドラム教室[08-09]

【セッティングの知識09】

タムのセッティング(1)

〜ハの字にしない!〜

今回からはタムのセッティングについてです。
一般的に基本的なセットとされているものは、12インチ(ハイタム=HT)と13インチ(ロータム=LT)の二つのタムが、BDの上部に開けられている穴に差し込んだタム・ホルダーによって装着されています。
また、BDの音質を考慮してこの穴を開けず、タムは、アタッチメントを使ってシンバル・スタンドにタム・ホルダーを付けてセットしたり、ラックと呼ばれるものに、タム・ホルダーを付けてセットする形もあります。
いずれにせよ、この二つのタムも、自分に出来るだけ近い位置にセットします。スネアに近い位置と思えばよいでしょう。タム・ホルダーにタムを付けたら、角度を調節して叩きやすいように傾けてセットし、スネアに近くなるようにタム・ホルダーにタムを差し込む深さを加減します。タムはその口径と同じか、口径の2/3ぐらいの胴の長さがありますから、BDに当たらないように高さをある程度保たないといけません。
時々見られるのが、「この二つのタムをハの字に広げて、打面同士が少し向き合うようにセットしている」状態。これは誤ったセッティングの仕方です。こうすると確かに低くは出来ますが、スネアからのスティックの移動、またフロア・タムやシンバルへの移動がスムーズにいきません。(写真:1)
二つのタムの打面は真っすぐ揃えて、座った自分に対して真っすぐ打面が向くように傾けるのが正しいセッティングの仕方です。(写真:2)

(続く)



(写真:1)
(写真:2)
2006年03月18日発行第090号掲載


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