Beat46・WEBドラム教室[08-08]

【セッティングの知識08】

〜メカニック・ハイハット3〜

(11/05号からの続きです)

 ハイハットスタンドのペダルを踏み込んだ状態で、トップに付けた金具のネジを締めると、トップが真ん中の芯棒に固定され、これにより、ペダルを踏む→戻すの繰り返しで、トップ・ボトム2枚のシンバルをくっつけたり離したり出来るわけです。つまり、ハイハットはスティックで叩くだけでなく、左足(左利きのセッティングでは右足)を使っても音を出せます。
 さて、ペダルを大きく踏み込んでネジを締めると、2枚の間隔を大きく開けることが出来ますが、こうするとペダルの踏み心地は重くなります。(写真:1)
 逆に小さく踏み込んでネジを締めれば、2枚の間隔は小さく開き、ペダルの踏み心地は軽くなります。2、3センチ程度開ける位が丁度良いと思います。(写真:2)
 
これより間隔が狭いと、2枚のシンバルを開けたり閉じたりするコンビネーション・プレイが上手くいかないでしょう。(写真:3)
 踏み心地が軽くなるからといって、2枚の間隔を狭め過ぎない事です。ハイハットをコントロールするフットワークも鍛えなければならないということです。
 また、ペダルの踏み心地は、スタンドに組み込まれているバネの強さを調節しても変えられます。スタンドの足の部分の近くに、黒いダイヤルのようなものがありますが、ここを回すとバネの強さが変わります。(写真:4)
 左に回す=強くなる、右=弱くなる、です。このバネもあまり弱くし過ぎると、ペダルに遊びが出来てしまい、踏んでも即座にトップのシンバルが動かない場合があります。

あとは、10/15号で述べた、「ボトムを傾ける」ことも忘れずに。

これでほぼハイハットのセッティングは完成です。




(写真:1)
(写真:2)
(写真:3)
(写真:4)
2006年01月14日発行第081号掲載


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