Beat46・WEBドラム教室[08-05]

【セッティングの知識05】

〜HHも傾けられる〜

前回の捕捉をします。

HHを低くしすぎるとどうか?
はい、これはさすがに両手をクロスさせた時に、左手が振れなくなりますね。
低くも高くも、限度があるということ。
色々高さを変えて試してみてください。初心者の方は特に、様々なプレイを覚えていく過程で変わってもいくでしょう。

 さて、HHスタンドの、HHシンバルのボトム(下の方。上=叩く方はトップ)を乗せてる皿の部分の下にネジがありますね。
これを締めると、ボトムを乗せている皿が、ネジの先端によって押し上げられ、結果ボトムが斜め上に傾きます。
トップは真ん中の細い芯棒で固定してあるので基本的には水平ですからHHスタンドのペダルから足を離して2枚のシンバルの間隔が開いた状態にした時、片方だけ、2枚の間隔が狭まります。この状態だとHHを踏みやすくなります。
ネジを逆に緩めると、ボトムも水平になりますが、2枚のシンバルが水平だと、ペダルを踏んだ時、2枚の間にある空気を押し出す関係で、踏み心地が少し重くなってしまうのです。
このネジを締めることでペダルを踏んだ時に、2枚の間にある空気が逃げやすくなって、シャープな音が出しやすくなる。
ボトムを傾けた結果、軽く2枚が触れ合うぐらいにしてもいいです。
本来、HHシンバルをオープン(ペダルの踏みを緩めて2枚のシンバルを開く)にして叩く目的は、2枚のシンバル同士を共鳴させる目的なので、完全に2枚を離してしまわなくていいのです。
返って、2枚が完全に離れてしまうとうまく叩けませんね。また、2枚の間隔の狭い方は、SD側、つまりスティックで叩く側に持って行くことです。
これでHHはかなり扱いやすくなる筈です。


次回はHHスタンドのメカニズムを、初心者のために。









2005年10月15日発行第068号掲載

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