Beat46・WEBドラム教室 [08-04]

【セッティングの知識04】

〜HHは高くし過ぎるな〜

今回はHHについてです。

HHシンバルの高さは基本的にはSDよりも高くなります。
このHHシンバルとSDの高さの差は千差万別なのですが、15センチ位か、体格
が大きく腕も長い人でも20センチ位にとどめておいた方が良いでしょう。
というのは、高くしすぎると、チップを使ってHHシンバルの真ん中あたりを叩
く、いわゆる普通のプレイがやりにくくなります。
イスの高さも基本的にはSDの打面の高さに合わせる、つまりSDが一番叩きやすい
高さになっていて、HHはそれよりも高くなるわけですから、しっかり手首を返
さないと、スティックの腹の部分でシンバルの端(エッジ)を叩くことしか出来
なくなってしまう。
また、SDとの距離がありすぎて、16ビートなどのプレイでスティックをHHか
らSDへ移動させるのもしんどくなりますね。
HHを極端に高くするのはパワー指向のドラマーに多く見かけます。
恐らく、8ビートなどで、両手をクロスして叩く時に、SDを叩く左手を高くあげ
やすい=大きな音を出しやすい、という理由ではないかと思われます。
また、HHシンバルも、エッジを叩く太い音を中心にプレイするスタイルだから

16ビートはほとんどやらないから、などもあるでしょう。
個人の好みに難癖をつけるつもりは毛頭ありませんが、可能性を狭めているとい
うことだけは言っておきましょう。
結論から言えばHHをそんなに高くしなくてもSDでパワーショットは出来ます。
それでも、幾多の経緯があって、このスタイルを選択したのだというのであれば、
それはそれで重みがあります、脱帽です。
私としては、一度は基本を通ってもらいたいということです。


次回もう一回、はいはっと。はい、ハッとする内容!?です・笑。



適度な高さ
高すぎる図
2005年10月08日発行第067号掲載

[→]次のページ[08-05]【セッティングの知識05】

[←]前のページに戻る

【セッティングの知識・メニュー】

[⇔]WEBドラム教室メニュー


Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved.
Beat46ドラム教室