Beat46・WEBドラム教室[07-00]

【ペダル選びのポイント】

〜レトロへの幻想は捨てろ〜



最近の楽器の品質の向上は目覚ましいものがあります。
(私がドラムを始めた頃やそれ以前と、比べてですが)
値段が安くなったというより、同じ値段でより良いものが買えるようにはなったと思います。種類も増え、逆に選ぶ時に困ってしまうこともあるかもです。
ペダルに関して言えば、違うメーカー同士の二つを比べて、2、3千円くらいまでの値段の差なら、品質、性能もさほど変わりはないと私は判断します。
同じメーカーのものなら違いをよく確認しましょう。
値段はさておき、まず、店頭でペダルを触ってみましょう。
★フットボードを左右に動かしてみて、ガタ(揺れ)の極力少ないものがいいでしょう。
これは下向きに蹴る力が無駄なくビーターに伝わるということ。
ほとんどのものは、少しはガタがあるものですが、極端に左右に動いてしまうものは選ばない方が賢明です。
フットボードは、面積が大きい(広い)ほうが、安定していて踏み易いと思います。
また、ドライブ部分が今はほとんどチェーンで出来ていますが、ダブル(2本)になっているものの方が、安定性、耐久性も優れていることはいうまでもありません。
丈夫で安定したものは重量も増すとは思いますが、”ちょっと重いかな”ぐらいの違いしかない筈です。
これらを予備知識として、あとは実際にビーターに足を乗せて踏んでみましょう。
バスドラムに装着して試奏できればベストですが、そこまで出来なくても、ガタが少なく、バネの強さも少し変えてみて、踏み易いと思ったらOK。
あとは財布と相談ですな・笑。
ただし、中古品は買わないこと!たまに、「かつての名品」と称して、昔人気だった外国製モデルなどが売られてたりしますが、こんなのはガラクタです!
ペダルは、機械・メカです。レコードを聴きたいからって、蓄音機をわざわざ買う人はいないでしょう。
(もちろん蓄音機独特の味わいの良さもあります)
オブジェにするならわかりますが、ペダル部屋に飾っててもね〜・笑。
メカである以上、中古品は必ずどこかが傷んでいます。耐久性、性能共に、現行モデルの新品が絶対に良い!一番種類の多い価格帯のものを選べばまず失敗はないでしょう。

(今回で、新学期・新年度集中講座は終了です)


(写真1)
(写真4)


(写真2)
(写真5)

(写真3)
2005年06月04日発行第049号掲載

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