Beat46・WEBドラム教室 [06-04]

【バスドラムの鳴らし方04】

〜つまりは手と同じ〜

(写真1)

ビーターを打面につけたままだと、押し付けたようなベタッという音になります。詰まったような音になってしまう。重たい音になってしまうとも言えます。
しかし、ビーターを、打面に当たると同時に離すとシャープなスピード感のある音になります。
「手と同じ」というのは、スティックで打面をヒットする場合当たった瞬間にグッと握って止めると述べましたが、正確には打面に当たった後で、跳ね返ってくるのを止めるわけです。
握るタイミングが早すぎると、打面にスティックを押し付けるようになり、抜けの悪い変な音になりますね?バスドラムも同じだということ。
打面に当たるビーターのフェルト部分が少し柔らかいのと、通常バスドラムは、ミュートと言って、バスドラム本体の中に毛布等を入れて、音の残響を消す処理をしてたりするのでわかりにくいのです。
試しに、その毛布等を取り払って、ノー・ミュートにしてキックしてみればわかります。「ビーターをつけたまま」「すぐ戻す」で明らかに音に違いが出る筈です。
また、連続的な、速い音符の連打では、自然とビーターをすぐに戻す動きになる筈ですね。これはスティックも同じ。ただ、スティックは握って止めない限り、勝手に反発して戻ってきてくれますが、バスドラムの場合はそうはいきません。打面はゆるめにチューニングされ、フェルトも柔らかいからです。
戻す力はペダルに付いている「バネ」によるものです。踏んだままだとこのバネの力は消されてしまう。だからフットボードにかける体重をゼロにしなくてはならないのです。段階的に、だんだん速く、複雑な動きを身に付ける過程で、ビーターを戻す習慣をつけておくことが必ず効果をもたらします!
音の違いを理解した上で、また、ビーターを戻す奏法を自分のものとした上で「あえて、重い音が出したいからビーターをつけたままにする」こうあるべきだと思います。
長くなりましたが、次回もう1回キック!

(写真2)

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(写真7)
2005年05月21日発行第047号発行

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