Beat46・WEBドラム教室 [02-00]

【座り方・姿勢】

〜イスの高さがポイント〜
    =「低すぎる」よりは「高すぎる」だ!


 ドラムイス(スツール、スローンとも言う)には、あまり深く腰掛けずに、両足がバタバタ自由に楽に動かせる程度にお尻を乗せます。背筋はまっすぐ伸ばし、腰のあたりに重心がある感覚です。
*イスの高さは「真横から見て、膝の高さよりお尻がやや高い位置」が基本です。(写真「1」参照)


(写真「1」)

(写真「2」)
 膝とお尻が同じ高さならまだ良いのですが、お尻が膝より低くなることは出来るだけ避けた方が良いでしょう。というのは、膝よりお尻が下がると、猫背になりやすく、背筋をまっすぐにするのもとても辛くなります。
 お尻が下がる程、しゃがみ込んで背筋を伸ばす状態に近くなります。これは辛いでしょう!?猫背のまま長時間座り続け、手足を動かすワケですから、当然腰を痛める原因にもなります。また、猫背であることが手の動き総体にも影響を及ぼします。
(写真「2」参照=お尻と膝が同じ高さに見えるが、ペダルに足を乗せる とさらに膝が上がってしまう)
 また何よりも、足、特に右足のバスドラムのペダルの踏み方に柔軟性を持てなくなります。「踏んだらビーターを戻す」という基本的な動きが出来なくなるのです。(=詳しくはバスドラムの踏み方で触れたいと思います)

 反面、お尻が膝より高いと背筋を伸ばしやすく、視線が高くなり、ドラムセット全体を見下ろすことが出来、演奏もしやすくなるのです。仮に高くなりすぎても、膝が伸び切らない高さならば、ペダルを踏むという行為は出来ますし、手も足も原則は「重力に従って上から下に」ですから、力のロスを少なくしやすく、楽に演奏出来ます。(写真「3」参照)
 というわけで、「低すぎる」よりは「高すぎる」がいいわけですが、先に述べた
「・・・お尻がやや高い」の「やや」の度合いが、個々人の、体格や実際に足を動かした時の感覚で変わってきます。
 多少試行錯誤の上で決まってくると思いますが、くれぐれも「あたしゃ足長いし」と、見栄を張って高くし過ぎないよーに!(笑)


(写真「3」)

2004年09月04日・09月11日発行第011・012号掲載


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