Beat46・WEBドラム教室 [01-02]

【スティックの選び方・後編】

〜お気に入りのタイプを作れ!〜

(1)まずスティックの材質ですが、一般的に3種類あります。ヒッコリー(H)、オーク(O)、メイプル(M)です。
 「硬さ」は、O>H>M、の順。よって「強度」も同順です。気になるお値段ですが(笑)、M>H>Oの順で高いです。最近は、この3種類とは別の木で作られたものもあるようですが、お高くなっているようです。
 次に重さですが、同じメーカーの同じタイプのスティックでも、O>H>Mの順に重く、材質が違うと重さにも差が出ます(あくまで平均的な重さの違いです)。

 つまり、メイプルは軽いけどモロイ、オークは硬くて頑丈だけど重い、ということです。ドラムを実際に叩くとわかりますが、特にシンバルが金属製で硬いので、メイプル製はチップが欠けたり折れたりしやすいようです。反面、叩いた時にスティックが「しなる」ような柔らかさがあります。この感覚は初心者レベルでは掴みにくいですが、まずは強度、硬さのバランスからして、ヒッコリー製を選んだ方がよいでしょう。

 (2)次にチップの形ですが、丸型、楕円型がスタンダードと考えてよいでしょう。他に、角の取れた四角型、三角型などがあります。
ドラムを叩いた時の、打面に当たる「表面積」が大きいものほど大きな音(ぶっとい音)が出ますから、四角>楕円>丸>三角、の順に大きい音が出しやすいということになります。当然同じ形でもチップの大きいものほど音量は出しやすいのです。
 三角型のタイプは割と繊細な演奏に使われることが多く、四角型は種類も少なく、丸型、楕円型が一番種類も多いので、重さや太さとの兼ね合いで、選びやすいのではないでしょうか。
 あと、「チップの一番大きい部分が、グリップの太さの半分以上はあった方がいい」でしょう。ほとんどのタイプがその程度の大きさの割合になってますが、まれに、極端にチップが小さいものもあります。
 あとは実際にドラムを叩いていく過程で、時に少し違うスティックも選んで使ってみながら、自分はどんな演奏をしたいかなども考えて、だんだん自分の好きなタイプのものが固まってきます。時の経過と、キャリアも必要ですが、「お気に入りのタイプ」がひとつ固まる頃には、それなりに上達もしてるかも〜(笑)
楽しみですね。

2004年07月17日発行・第004号掲載


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