Beat46・WEBドラム教室/レッスンレポート[lr009-04] 【リズム感の向上のためにドラムを習うのはマル?-04-】 |
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前号の続きです。 とどのつまり、リズム感の向上のための取組みは、習わなくても自分自身でいくらでも取り組める余地がある、ということ。 身体の動かし方と、演奏するリズムの関係性、このことのレクチャーを受けたり、リズムのツボはどこか?というようなことを教わったりすることはあっても、その内容を自分自身でも考え、発展させて行くことが大切です。 楽器を習うこと全般においても、やはり自分で考え、広げて行くことは必要です。 答えを自分で導き出す、ということですね。 知らないこと、出来ないことを教わるのがレッスンであることは間違いないし、習ったことがちゃんと出来ているかのジャッジのために習うのも間違っていない。 しかし、自分自身でも考え、「じゃあ、こんな場合はどうするか?」など、研究して広げて行く、ということが大切です。 特に、ある程度の年数やキャリアを積んだ段階では、尚更そうでしょう。 逆に、自分で考え、研究する、「欲」が生じて来ないと、何のためのキャリア、年数だったの?ってことになります。 当然、練習も欠かしてはならない。 例えば、予備校とか学習塾というようなところは、答えを教わるために通うんでしょうか? 答えを導くための方法、解き方を学ぶために行くわけですよね? 志望校に合格するために、答えだけ教わっても無理でしょう。 そもそも入試問題の解答など、事前に誰も知る由がない(笑) また、「気持ち良く練習したい。」などという発想は捨てることです。 時に、練習することが楽しく感じられることもあるでしょうが、大概の練習は、出来ないことを出来るようになるためのものだから、苦しいし、しんどいし、考えたり研究したりも、面倒くさい。 そういう感情がイヤで、形を変えて何かを習おうとしても、結局、物事を習うとか取り組むとなれば、同じことに直面します。 バンドをやっている皆さんは、やはり「ライブで気持ちよく演奏したい。 上手く出来るようになりたい。」が目的であり、ステージで、本番で気持ちよくなることが第一でしょう。 そこには、少しづつでも上達している、という手応えもないと、気持ちよくも楽しくもないのではないでしょうか? 「気持ちよく練習したい。」ではなく、「気持ちよく演奏出来るようになりたい。」という発想で取り組んで欲しいですね。 ただ単に、楽器を何時間も弾いても、叩いても、こんなにやったわ〜、という満足感しか残らない。 取り組み方、内容の緻密さ、の前提があってこその量、ということです。 結局のところ、「どのように」+「どれくらい」やったかで、上達の度合いが決まります。 わからなことや、知らないことは訊く、習うべきものは習う。 しかし同時に、自分自身でも考え、取り組んで行く。 「レッスン」というものを有効的に活用しながら、上達して行って頂きたいと思います。 (終わり) |
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2018年05月19日発行第0725号掲載 |
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