Beat46・WEBドラム教室/レッスンレポート[lr008-01]

【コンビネーションに於ける身体の使い方-01-】


 さて、4拍3連符の解説を継続していますが、最近のレッスンにおいて、手足のコンビネーションを使ったフレーズを、生徒さんが思うように出来なかったことがあり、その場合の対処法を、私自身の経験も踏まえながら解説したいと思います。
 中級レベルになれば、手足のコンビネーションを使ったフレーズの難易度も上がります。
3連符に限らず、全ての音符の演奏において、共通することですので手足をどのようにコントロールすればコンビネーションが上手く出来るか?
ということを、一度述べておこう、と思うに至りました。
 初心者レベルにおいても、手足のコンビネーションによるフレーズはありましたが、大半は、「手足の動きの順序を、順番に追って確認し、スローテンポから始めて、徐々に速くして行く。」というプロセスで、ほぼ出来るようになるでしょう。
もちろん、出来るようになるまでの積み重ねには個人差はありますが、最低限、手足が動けば、後はそれらを動かす順番がそのようになっているかを理解して、その順番通りに動かしてみながら、身体に覚えさせる、ということでクリアになります。
 しかし、コンビネーションの難易度を上げて行けば、「頭ではわかっているが、身体がついて行かない。」という状況になってきます。
コンビネーションの難易度が上がる、というのは、大きく分ければ、「手足の動きのリズム=音符のタイミングが複雑になる。」、「スピード=テンポが上がる。」、この2つの要素があります。
タイミングが複雑になる、ということについては、動きの順序を、スローテンポで確認してトライしてみるというやり方で良いと思いますが、やはり、スピード=テンポをどこまで速く出来るか、というところで、どうも上手く出来ないな、と感じることが多いでしょう。
 スピード=テンポの速さを克服するには、もちろん、手も足も、演奏しようとするテンポ、出来ればそれよりも速く動かし続けられることが大前提となります。
手足のコンビネーションの、手と足、それぞれの動きを分解して、単体だとどういう動きになるのか? ということを確認してやってみる。
その時点で、手だけなら、或いは、足だけなら、出来る、ということが前提、ということですね。
 前置きが長くなりましたが、次回に具体的に解説して行きたいと思います。

2017年09月30日発行第0692号掲載

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