Beat46・WEBドラム教室/レッスンレポート[lr007-06] 【習う心得〜第2章〜-06-】 |
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前号の続きです。 バンドをやっている人は、リズム理論の理解は必須、ということを述べました。 自主的に、理論の本などを読んで習得してももちろん良いですが、それでもわからないところを、現在習っている楽器の講師に質問しても良し、あるいは、一からリズム理論を教えて欲しい、と講師にリクエストしても良いでしょう。 要は、「学んで理解する意志を持つ。」ということです。 日々の楽器のレッスン内容は、どうしても楽器の演奏そのものの向上、ということに重点を置きがちになります。 「この曲のこのフレーズ。」とか、「この奏法はどうするか。」という具合に、とにかくカタチにする、結果を求める、という方向になります。 レッスンの場で、あれこれアドバイスを受けながらやっていくうちに、完成を見る、あるいは、かなり出来て来た、などと実感出来ることも多いし、それがないと、やはり習っている意味がない、とどうしても感じてしまうでしょう。 教える側の講師としても、やはり「上手く弾けるようになる、叩けるようになる。」ということを主眼に置きます。 でもこれは、ウラを返せば、「リズム理論など、演奏以外のことは、自主的にやって欲しい。」ということなんです。 演奏の向上のためのレッスン内容自体、やっぱり幅広くも深くもやりたいわけだし、それだけで時間を費やしてしまうものですから。 何より、楽器を操れるようになることが主たる目的だし、実際それが一番難しい。 ですから、本来は、リズム理論を学んで理解することは、自主的にやることが理想です。 ただ、それでも理解出来ない場合には、教わっている講師に力を借りるより他ないですよね? そこで、思い切って講師にリクエストするかどうかです。 講師の側から見て、生徒さんがリズム理論をどの程度理解しているか、判断がつかない場合もあります。それはその時のレッスン内容にもよります。 ギターやベース、キーボード等は、コードやスケールの理論なら、レッスン中に学ぶ機会もあるでしょうが、楽器の演奏自体の向上も図りながらなので、リズム理論まで学ぶに至らない、ということもあるでしょう。 しかし、リズム理論が理解出来ていないのであれば、たとえ演奏自体のレッスンを一旦横に置いてでも、学ぶ機会を持つべきです。 それを学ぶとなれば、楽器は触らずに、ノートとペンで、というふうになるでしょう。 頭の中で、リズム理論を理解して整理しておくには、楽器は必要ありません。 理解出来ているかどうかの確認として、楽器を用いた方がわかりやすい、という場合はありますが、「枝葉ではなく、幹の部分を理解」しなくてはならないので、楽器は使わない方が良いでしょう。 ノートとペンで、と言っても、難しい言葉が並ぶわけではなく、図解で、という形になりますが、そこは講師の腕の見せ所、であると思います。 次回に続きます。 |
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2017年01月20日発行特別増刊第073号掲載 |
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