Beat46・WEBドラム教室/レッスンレポート[lr006-01]

【練習の3本柱-01-】

 今回は、普段の練習に於けるあり方、その内容について、掘り下げて解説してみたいと思います。
ドラムのみならず、ギター、ベース、キーボードにも当てはまる、と言えるものです。
生徒さんに、普段自分でどんな練習をすれば良いかということを伝えるにあたり、その内容がこの「練習の3本柱」、つまり、大きく分けると以下の3種類に分類されます。

(1)スピードを上げる。音量を上げる。

(2)テンポキープの精度を上げる。

(3)テクニックの向上。

極めて端的にわかりやすく言うと、この3つとなります。
 ひとつずつ、もう少し詳しく述べてみますと、

(1)は、スティックコントロールやフットワークのスピード、つまり、出来るだけ速いテンポで動かし続けられるようになること、また、ひとつひとつの動きそのものの素早さを身につけるための練習、大きな音が出せるようになるため、小さな音がコントロール出来るようになるための練習、も含まれます。トレーニング的な要素です。

(2)は、メトロノームを使って、同じリズムパターンやフレーズの大元のリズム、または音符を繰り返し練習し、実際の演奏において、出来るだけ正確な演奏の継続が成されるようになるためのものです。

(3)は、様々なコンビネーションや、タムやフロアタムを使った移動パターン、を繰り返し練習し、また、それらをバンドアンサンブルにおいて演奏してみる、という「バンドリハ」も含めたものです。
そのテクニックが本当にマスター出来てるかどうかは、バンドアンサンブルの中で出来るか否か、ということで判断すべきなので、バンドリハも含めました。「実践的な内容」ということです。

これを読んだ限りでは、「そんなんわかってるし。」という読者もたくさん居るかも知れません。
そうであることは、私自身も「わかってるし。」です(笑)
問題は、これらの相互関係、バランス、ということですね。
そのことを解説していきたいと思います。
 次回に続きます。
2015年04月03日発行特別増刊第047号掲載

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