Beat46・WEBドラム教室/レッスンレポート[lr005-04] 【耳コピ派と譜面派-04-】 |
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「譜面を見る」ということについての続きです。 演奏中は、ありとあらゆることに脳みそを使うことになります。 自分の演奏のことはもちろん、他の楽器の音も「聴き取る」ことも必要だし、感情移入ももちろんですね? 音階〜響きだけではなく、リズムももちろんです。 自分の脳みその中に、100人の従業員が居て、貴方はその100人を雇う社長さんだと思ってください。 演奏中、脳みその中で、様々な作業をこなさなくてはならないわけですが、演奏というのは、常に余剰人員が居る、ことが望ましいわけです。 つまりそれが、余裕を持って演奏する、ということ。 自分の演奏に一番人員を費やすことは間違いないでしょう。 ただそこに人員を費やし過ぎると、余裕を持てない。 余裕を持てないばかりか、必要な作業を1つか2つ、出来なくしてしまうかも知れない。 言うまでもなく、譜面を見る、ということは、作業工程が1つ増えることになるから、人員も多く必要になる。 結果、どこかにしわ寄せが来る、ということですね。 結論としては、耳コピにせよ、譜面を使うにせよ、細かい部分、より精度の高い部分での、狂いや間違い、演奏のレベル向上の妨げになる要素が生まれる可能性がある、ということです。 耳コピで覚える人は、耳だけでなく、理論的な裏付けも理解出来るようにして、自分が耳コピした演奏の形が、原曲のものと違いがないかを、耳と譜面(理論)の両方で確かめられるようにして頂きたい。 譜面を使う人は、覚える手段として譜面を使うのは良いが、出来る限り早く暗譜してしまって、譜面を見ずに演奏する形を基本としてください。 メロディー楽器は、隅から隅まで覚え切るのは困難なこともあるかもしれませんが、その場合も、例えば8小節単位ぐらいで、最初の1小節を確認すれば、後の小節の演奏の形はわかる、というように、チラッと確認する程度見れば後は見なくても大丈夫、という形にしましょう。 また、覚えるという作業においては、何も曲全部をいっぺんに覚えようとせず、例えば、曲のアタマから、8小節づつとか、イントロをまず覚えて次にAメロなど、部分的に少しづつ暗譜する、覚えて行く、というふうにすると良いでしょう。 不安要素は極力排除し、気持ちよくステージに立てることを目指してください。 (終わり) |
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2015年03月27日発行特別増刊第046号掲載 |
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