Beat46・WEBドラム教室/番外編
経験からのアドバイス[16-01]

【ドンカマ、クリック、メトロノーム-01-】


 さて今回は、ドラマーにとっては切っても切れない間柄の「メトロノーム」との付き合い方について解説していきたいと思います。
 表題の通り、メトロノームは「クリック」とか「ドンカマ」とも呼ばれます。特にレコーディングに於いて、この二つの呼び方が使われるようです。
 このメトロノームは、ドラマーのみならず、あらゆる楽器演奏の上達のために必要不可欠な道具です。 度々言って来ましたが、もしまだ持っていない人は今すぐ買いましょう。
 メトロノームを持ってないと、上達への道筋には乗れない、と思っておいた方がいい。少なくとも、「遠回り」することになるでしょう。
 私がドラムを始めた時代と違って、種類も豊富だし、安いものもあります。
 高価なものは機能も充実してるけど、私の経験からしたら「4分音符さえ鳴らせれば十分。」ということ。ですから、そんなに高いものは買う必要はありません。
 強いて言えば、「出力端子が付いていること」、「メトロノーム本体のみである程度の音量が出せること」ぐらいでしょうか。
 4分音符さえ鳴らせれば、他のすべての音符のタイミングをマスターする使い方があります。
 8、16分音符ウラ、3連符ウラを鳴らせる機能も、この使い方を知っていれば必要ない場合もあるかもしれません。
 もっとも、安価なものでも、上記のような機能はひととおり付いていると思われます。
 財布と相談して買えばいいと思いますが、出来る限りコンパクトなものの方がいいかも知れません。
 さあ、スタジオに練習しに行こう!、という時、メトロノームが大きくて持って行くのが面倒だと「今日は持って行かなくていいや。」となり、「今日は」がやがて毎回となり、結局使わなくなる(笑)
 そんなにデカいメトロノームなんてないと思いますが、「発展的に使いたい」、また、「ピッ、ピッ、という甲高い音がどうにもガマン出来ない。」という人は、リズムマシンを購入した方がいいかも知れません。
 リズムマシンは、ドラムセットを含めて様々な打楽器の音が鳴らせ、またそれらを使って演奏パターンを入力して鳴らすことも出来るので、マシンと、自分自身の演奏とでセッションが出来ます。
 その機能を利用して、カウベルやリムカット(スティックを逆さに持って、スネアのリムを叩く奏法)の音で4分音符を入力して鳴らせば、メトロノームとして使える。
 どうやら、メトロノームとして売っているものは、ほぼすべて、あの甲高い電子音がするようなので、その音が嫌なら、リズムマシンを上記のように使ってメトロノームとして鳴らすより他ないと思います。
 ただ、リズムマシンはメトロノームより高価で、デカい。さらに、4分音符だけを入力するのにも複雑な使い方を覚えなきゃならないリスクがあります。
 メトロノームとして以外に使い道がないなら、やはりメトロノームを買った方がローコストで使いやすいでしょう。
 次回、使い方について解説します。

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2010年10月09日発行第328号掲載


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