Beat46・WEBドラム教室/番外編
経験からのアドバイス[11-01]

【間-01-】


 今回よりまたお説教です(笑)。このメルマガを長く読んで頂いている読者の皆さんなら、私の性格もおよそつかんで来てると思うし、もう慣れたよね?(笑)。まだ読者になって間もない方は、「こんな内容もあるのか」と感心してください(笑)。
 「またかよ!」と思われる人もいるかもですが、今回の内容も、プロドラマーを目指す人だけでなく、趣味でドラムをやる人にも、きっと役立つと思います。
 さて「間」という題になってますが、この「間」、というものについて話したいと思います。
 「間」は「ま」とも読み、「あいだ」とも読みますね?。
 内容は大きく分けて、「演奏に於ける、間、について」(これはドラム演奏の技術的なことです)と、「時間の経過としての、間、について」(これはドラム上達のための生活スタンスということ)のふたつです。
 これまでの解説とダブる部分もありますが、ドラム上達をトータルで見据えた時、今回のような形で再度述べることも必要と考えました。
 「演奏に於ける間」とは言うまでもなく、リズムキープやテンポキープに関わることです。
 少し前のメルマガにて「うたうことの大切さ」として述べましたが、
(1)「実際に出している音と音の間のタイミングもうたう」ということは非常に大切です。このことがリズムキープやテンポキープのポイントのすべてと言ってもいい。
 また、初期のメルマガに於いては、
(2)「音と音の間のスティックの振り上げのタイミングと、スティックが最大限振り上がった状態=つまり振り下ろす直前の状態になるタイミングもリズムにはめること。音符にはめること。」とも述べました。
 つまり、(1)をやりながら(2)のようにスティック(手や腕)を動かす、ということになります。或いは、(1)が出来てこそ(2)が為されている、とも言える。
 そして、重要なことは、「音と音の間」の方が実際に出す音よりも大切である、ということを理解するということなんです。
 この、「音と音の間をいかに処理するか」に寄って実際に出される音も決まります。
 理解するとは、頭でわかるよりも、演奏で実感するということです。

(続く)

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2009年12月05日発行第284号掲載


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