Beat46・WEBドラム教室/番外編
経験からのアドバイス[05-01]

【習う心得-01-】

〜グループレッスンは邪道!〜

 今回より数回にわたり、ドラムを習うにあたっての心得を述べたいと思います。
 レッスンを受けるにあたって、「どんな教室を選択すれば良いか」ということも含めて解説します。私の教室に限らず、良い条件、環境の整っている教室もあるでしょうし、残念ながら良くない教室も事実存在します。より良い教室の条件と、習う上での心得のふたつが主な内容となるでしょう。
 まず、巷にはグループレッスンという形でドラムを教えている教室もあるようですが、はっきり言って邪道です。少なくとも質の高いレッスンの条件の90%以上無くしてしまっていると言ってよい。
 なぜだかはすぐに想像できるでしょう。
 グループレッスンだと、例えば5人いれば5人に同じ解説をすることになる。
 全員が一様に理解し、出来るようになるならいいですが、まずそうはならない。
 必ず、上手く出来る人と出来ない人が出て来る。上手な人に合わせれば、下手な人がついて来れないし、下手な人に合わせれば上手な人が物足りなさを感じる。
 一人づつ個別に見るといっても、限られた時間の中でほんのわずかしか一人を見れないし、ベッタリくっついて出来るまでレクチャーすることは不可能です。
 同様に、一人がドラムセットに触れる時間も極端に少なくなる。
 60分のレッスンで5人だと、セッティングの時間もあるし、せいぜい触れるのは7、8分ではないでしょうか。
 これでは出来ることもなかなかクリア出来ないですね。



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2006年10月14日発行・第120号掲載


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