Beat46・WEBドラム教室/番外編
経験からのアドバイス[04-01]

【ワンタム・ワンフロアについて-01-】


 ワンタム・ワンフロアとは、タムがひとつ、フロアタムがひとつのセッティングのことです。
 タムとフロアタムの間にスペースが出来るのでそこにライドシンバルをセットする。最近、このセッティングでプレイする人をよく見かけます。一種の流行でしょうか? 人気のあるメジャーなバンドのドラマーがこのセッティングが多いような気もします。
 私は、このワンタム・ワンフロアのセッティングというのは、ひとつの成熟した形であるとは思います。
 ドラムという楽器がどういうもので、どんな音がして、どういう演奏が可能かということを探求していって、また実際にプレイもして、ひとつのパーツ(スネアドラムやタム単体)で実に多くの表現が出来るということを知れば、セット全体にさほど多くのパーツは必要ではない、という結論に行き着き、結果シンプルなセッティングでプレイするようになる、ということ。
 ということは、ワンタム・ワンフロアのセッティングで叩くには、それなりの経験とテクニックと、探求・研究が必要だということです。
 私個人としては、以前はスリータム・ワンフロアでしたが、ここ何年かでツータム・ワンフロアに変えました。以前よりは少ないパーツで表現ができるようになったと思うからです。
 何が言いたいかって? 
それは、ドラム経験の浅いうちからこのワンタム・ワンフロアのセッティングでたたくことは、ちょっと危険だということです。
 次回にもう少し詳しく述べます。

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2006年08月05日発行・第110号掲載


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